仕事の効率②

翻訳者にとって、効率を左右する最大の要因といっても過言ではないもの…


それは原文の良し悪し(^^;)


当たり前と思われそうですが、原文がいいか悪いかでほんとに効率の良し悪しが違います。。。


日本語は主語や目的語を省略しても成り立ってしまうし、単複もはっきりさせなくても成り立つので、英訳する時に悩むことになるのも仕方ない面はあると思いますが、
やはり元々の国語力の違いなのでしょうか、原稿の書き手によって、訳しやすさ・訳しにくさがものすごくあります。


分野的に、内容が難しくて悩むことも多々ありますが…
日本語が分かりやすい人の文章だとそこまで苦労しないんです。
簡潔でよけいな言葉がないし、係り受けも分かりやすい。


逆に日本語が分かりにくい文章だと、もうほんとに進まない><


どなたか翻訳者の方が書かれてたのを目にしたことがありますが、
訳す前にまず日本語をブラッシュアップする作業が必要。。。


前の職場でもこれは問題になっていて(効率の面でも、誤訳が起こりやすいという面からも)、
元の日本語から分かりやすいものにしよう!と上司が頑張ってましたが、
やっぱり個人個人の国語力によるんでしょうね。
国語力のない人に、いくら分かりやすく書けと言ってもなかなか変わらず。


国語力のない人と言えば・・・
昔いた職場で、内容からして「速い」なはずなのに「早い」と書いてあったので、原稿を書いた弁理士さんに確認したところ、
「え?速いと早いって、どう違うんですか?」って真顔で返されました・・・・orz


長くなりましたが、結局、来た仕事が当たり(日本語が分かりやすい)かハズレ(分かりにくい)かで、効率がものすごく左右されてしまうという話でした(;^_^A


ちなみに今やってる仕事はハズレでした(´;ω;`) やたら時間がかかるー!!!

仕事の効率①

少し仕事がひと段落したので、続けて更新♪


フリーランス翻訳者にとって(ほかのフリーランサーの方にも当てはまるかと思いますが)
効率よく収入を上げるためには、


・レートを上げてもらう
・仕事の効率を上げる


やっぱりこの2点だと思います。
レートの話は前記事に書いたので、
今度は、仕事の効率の話です。


これがなかなか難しい話なんですけどね~(;^_^A


ここ数年、翻訳メモリなどのツールが増えてきて、
導入している翻訳会社なども多いと思います。


私も以前勤めていた会社で、ある翻訳メモリを使っていました。
クライアントごとに辞書を作ったりしていましたが、
同じクライアントでも色んな分野の仕事が来るので、正直あまり役に立つとは思いませんでした。。


翻訳会社の募集要項などを見ていると、「Tradosが使えること」が応募条件になっていたりすることが多いですが、
応募するときはそういうところは避けています(笑)
時代に乗り遅れてるかもしれません(^^;)


マニュアルなど同じような文章が多く出てくる分野では役立つものなのかもしれませんが、
私の翻訳分野(特許)では、色んな分野の仕事が来ますし、翻訳メモリの必要性があまり感じられず、今に至っています。


仕事の効率が下がる最大の原因、それは… 続きます→

3年目にして初めての交渉②

続きです。


安いレートであくせく働くのはしんどいなーなんて思っていたころ、
なんとその取引先が破産するとの連絡が!!


あまり詳細は書けませんが、2ヶ月分の売掛金が回収できてないままです orz
(裁判所に債権届出書は提出していますが、一般的に、回収できたとしても1割程度なんだとか…><)


そこで新しい取引先を探し始め、2ヶ所から合格をもらいました。
レートは、破産した取引先よりもいいレートでした。


相場からしてどうなのかは分かりませんが、自分にとってはかなり自信になりました。


そうこうしているうちに、破産した取引先のコーディネーターだった方が独立して、また仕事をお願いしたい(条件も前のままで)と連絡がありました。


そこで思いました。
単価交渉するなら今しかない!!と。


どうやって交渉したらいいのかは、ネットで色々調べました。


・数年同じところから仕事をもらっていて、今まで一度も単価交渉したことがない
・他に取引先があって、もし交渉した結果関係が悪くなって仕事をもらえなくなってもいい


上記に該当するなら交渉してみるべき!という、確かどなたかのブログを見たことと、
また別の(翻訳者ではない)フリーランスの方が、
「安い単価でイヤイヤ仕事するぐらいなら、レートアップしてもらって気持ちよく仕事する方がお互いにいいと思う」というようなことを書かれていて、


確かにそうだ!と思い、
思い切ってコーディネーターさんに連絡してみたところ・・・


あっさりOKでした(;^_^A


腹を割って、別の取引先のレートも伝えました。(先方も知りたいと言ったので)
まぁ色々事情もあるだろうし、あまりごねたくもなかったので、
別の取引先よりは1円低いレートではありますが、最初のレートよりはだいぶ上がりました↑
(といっても相場に比べてどうなのかは分かりませんが…(・・;)


そして、今のところコンスタントに仕事はもらえています。
(たとえ仕事が来なくなってもしょうがないと思って交渉したけど、今のところ、相変わらずメインの取引先です)


やっぱり、
・他の取引先を確保したこと、
・他の取引先でいいレートを提示してもらえたこと、
この2点で交渉する勇気が出ました。


やっぱり交渉してみて良かったと思います。
モチベーションが全然違いますもの(笑)


破産した取引先から売掛金が回収できなかったことはショックでしたが、
あんなことでもなければ、単価交渉もできなかっただろうし、
他の取引先を探す余裕もなかったと思います。


一人で仕事してると色々あるんだなーと勉強にもなったし、結果オーライですかね。